痛風は「贅沢病」なのか?

一昔前までは、痛風は「贅沢病」とされていました。

それは、痛風の原因であるプリン体という物質が、高級食材であるイクラやウニなどの、海鮮物に多く含まれているからです。

プリン体は、細胞数の多い食品に多く含まれているので、レバーやお肉などにも、沢山含まれています。

こうして、痛風は「贅沢病」として知られる様になってしまいましたが、この「痛風=贅沢病」の解釈は、大昔の紀元前からあったそうです。

痛風という病気は、とても古くから存在した病気で、ルイ14世やアレキサンダー大王など、名高い貴族も痛風患者で知られています。

ニュートンやダーヴィン、レオナルド・ダ・ヴィンチなども、痛風に悩まされている患者の一人でした。

こうして、美食家である貴族や有名学者に痛風が多い事により、一般庶民の間では「贅沢病」や「帝王病」などと偏見を持たれていたそうです。

また、昔の考えでは、栄養の高い食べ物や高級食材など、一般市民がなかなか食べられない物を食べ過ぎる事によって起きる病気、とも解釈されていた様です。

では、現代においてはどうなのでしょうか?

現代では痛風は贅沢病ではありません。

昔から「贅沢病」と言われてきた痛風ですが、高級品ばかりを食べているから痛風になるのでしょうか?

いいえ、実はそんな事はありません。

確かに、ウニやイクラ、フォアグラなどの高級食材を食べ過ぎると、痛風のリスクは高まります。

痛風の原因のプリン体を含む食材などには、肉類やお酒など、昔では高級な食材に多く含まれている事は確かです。

ですが、現代においては、贅沢でなくても痛風は発症します。

一番の原因は、食生活と言われていましたが、遺伝や体質なども、痛風の発症に大きく関わってくる事が分かりました。

そして、痛風の原因となるプリン体ですが、こちらもほとんどの食品に含有されている事が分かったのです。

食品によってプリン体の含有量は異なりますが、例え質素な食生活を送っていたとしても、野菜を食べずに偏食ばかりしていると、痛風のリスクが高まる事が分かったのです。

贅沢病などと言われている痛風ですが、贅沢病だ、と言っている昔の人たちは、「贅沢をするから病気になる」という固定概念が強すぎて、もしかしたら自分が痛風だと気がつけなかった場合も、あったのかもしれませんね。